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起用する著名人や場面によって費用は変動する

キャスティングに関する費用は一律ではなく、起用する著名人や起用場面によって変動します。そのため、費用対効果を考慮に入れて、どのレベルの著名人をキャスティングしたいのか考えておくことが大切です。高額費用が発生する著名人を起用しても、効果が得られなければキャスティングをした意味がありません。キャスティング会社とも話し合いながら、起用する著名人と費用のバランスを取るようにしてください。

テレビCMの場合

テレビCMを放映する期間と撮影する本数によって、費用は変わります。基本的に1クールを3ヵ月として、1～2クールの契約を結ぶことが多いですが、場合によっては年間契約になることも少なくありません。

いわゆるトップレベルと呼ばれる大物タレント・俳優の場合は、1億円以上の費用が発生します。中堅タレントや人気上昇中の若手俳優は3,000万円から8,000万円、売り出し中のタレントは500万円から1,000万円ほどが目安です。

このように、1億円以上から500万円まで、起用する著名人によって大きな幅があることがわかります。

しかし、知名度の高い著名人を起用した場合はCMを放映できる期間が限定的になり、思ったような効果を得られない可能性もあります。どの程度の効果を期待できるのか詳細に確認した上で、起用を決めることが大切です。

テレビCMのナレーションの場合

CMへの顔出しはせず、ナレーション出演のみの場合も起用する著名人の認知度によって費用は異なります。一流のナレーターや声優を起用する場合は、CM1本あたり100万円になるパターンがあります。知名度の低い声優やナレーター、タレントなら1本あたり数万円で依頼することも可能です。ナレーションにこだわりたいか否かによって費用の幅は大きく変わるため、よく検討してください。

雑誌やインターネット広告の場合

雑誌やインターネット広告に出演する場合は、大物タレント・俳優で300万円以上が相場です。中堅タレント・俳優なら100万円から200万円、売り出し中のタレントなら50万円から100万円ほどになります。雑誌やインターネット広告はテレビCMより費用がかからないため、起用のハードルは低くなるといえます。

イベント出演の場合

イベントに著名人を起用した場合、大物タレント・俳優の費用相場は100万円から300万円ほどになります。テレビなどで活躍している著名なグラビアアイドルや芸人、タレントは150万円から300万円、中堅タレントや雑誌モデルなどは50万円から150万円です。売り出し中のアイドルや芸人なら、50万円以下で起用できる場合が多くあります。